作曲コンクール2回パープルリボン作曲賞本選会の開催

Final Session of 2nd Purple Ribbon Composition Award


【パープルリボン作曲賞創設の趣旨】 ━━音楽で 非暴力の輪 広げよう! ━━

パープルリボンは、セクハラ・DV・性暴力{注1}など、女性に対する暴力防止{注2}のシンボルマークです。誰もが女性・男性の良好な関係を築きたいもの、また、本来、暴力が好きな人はいないはずです。そこで、私たちはここに、非暴力の文化としての音楽財産を掘り起こす《パープルリボン作曲賞》を創設し、その理念を持つ音楽を広く公募します。暴力に対抗するのは「音楽による美的体験」なのです。

さらには、この作曲賞の活動によって、職業音楽家や音楽愛好家の方々が、「stop セクハラ・DV・性暴力」推進の楽曲と出会い、レパートリーに取り入れていただき、パープルリボンの理念が広がることも期待しています。音楽によって、皆が安心して暮らせる、住みよい社会環境を目指しましょう。

{注1} セクハラ・DV・性暴力には、女性被害者だけでなく、男性被害者・LGBTの被害者も存在し、現実は多様であり、我々はこれら全ての暴力の根絶を実現していきます。
{注2}11月25日は、国連の定める女性に対する暴力撤廃デーです。その日程に合わせ、内閣府男女共同参画局は、例年、「女性に対する暴力をなくす運動」の期間を11月12~25日と定めています。また、パープルリボン・コンサートは、その時期合わせ、メンタルサービスセンター主催により、これまで5回開催されてきました。


  

第2回パープルリボン作曲賞本選会】
11/25は国連の定める女性に対する暴力撤廃デーです。この作曲賞の理念にふさわしい日に、本選会を行います。作曲コンクールの本選会は、新しく曲が誕生し、それが世に出ようとする最初の段階に立ち会うスリルと楽しみを体験する、独特の時間です。
本選会では応募作を演奏し、その中から審査員の合議で受賞作を決定します。「stop セクハラ・DV・性暴力」推進をテーマに集まった作品の数々を、当日は心ゆくまで味わっていただけると幸いです。今回は歌曲の公募です。

※応募曲をできる限り演奏し、音を実際に聴いて審査する方針とする。

受賞曲を、次回の《パープルリボン・コンサート》の開催、または、第3回パープルリボン作曲賞本選会、の際に演奏する。


〔演奏曲目(演奏順および演奏者)〕
譜面審査が終了次第、本選会に進むことになった曲(10曲程度を予定)を、掲載します.(8月下旬を予定)

〔特別演目〕
野村誠「DVがなくなる日のための『インテルメッツォ(間奏曲)』」(2001)

《曲目紹介》トラウマケアの領域を専門とする心理臨床家・草柳和之は、その幅広い活動の発展の中で、DV根絶を願う音楽の必要性を思い立ち、自らのピアノ演奏のために、2001年、野村誠氏に作曲を委嘱し、この曲は誕生しました。DV防止キャンペーン音楽の委嘱第1曲です。曲名は「DVがなくなる日までの間に演奏される曲」という意味で、「同曲が少しでも早く演奏されないことを願う」という逆説的な意図が込められています。初演以降、草柳は国内のDVシンポジウム等で演奏するほか、韓国・中国の平和イベントでも演奏してきました。同曲は、英国・マレーシアなど、広く海外のピアニストにもコンサートの曲目として取り上げられています。


〔日 程〕 20251125日(火)19:00~21:00.11/25・国連の定める女性に対する暴力撤廃デーに開催

〔会 場〕 日暮里サニーホール・コンサートサロン(JR山手線日暮里駅2分):〒116-0014 東京都荒川区東日暮里5-50-5 アートホテル日暮里ラングウッド4F

〔入場料〕
電話予約・事前振り込み1000円(当日払・1300円)

〔参加申込み・お問合せ〕 パープルリボン作曲賞事務局(メンタルサービスセンター内)
〒173-8799 板橋郵便局留(事務局移転のため、2025年1月より上記に変更) Tel03-5926-5302、070-5016-1871

《その他、留意事項》
・審査は非公開とし、選考結果は後日に発表する。
・受賞作の発表は、本選会終了後、日を改めてメールで応募者に発表する。
・審査員による応募曲全体に対する講評と、受賞作に対するコメントを、参加者全員に送付する。選考結果と講評およびコメントをサイトにも掲載する。

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【パープルリボン作曲賞募集要項と審査に関する要項細目=抜粋= ※詳しくはサイトをご覧ください.
《第2回パープルリボン作曲賞》サイト→→https://www5e.biglobe.ne.jp/~m-s-c/2nd%20purple%20ribbon%20composition%20award%20page.htm

《2021.11.15:作曲賞創設の記者会見(Youtube)》→→https://youtu.be/QSRpbDwUf5o


[No.1] 応募曲と褒賞について
  

応募曲の楽器編成:今回は《歌曲》とする。伴奏の有無は問わない。

褒賞
パープルリボン作曲賞 8万円

[No.2] 応募に際しての必要事項
《応募曲に関する留意事項》
応募料:一曲につき5000円.振込手数料を負担の上、口座に振込みのこと.
       振込先[みずほ銀行・桜台支店(普)1438903 名義:メンタルサービスセンター 草柳和之]

応募者資格 国籍、経歴、年齢などは不問
応募の締切 2025630
応募方法 締切日までに、譜面のPDFファイルと必要事項を記入した応募申込書をメールにて送付。または、譜面のコピー4部と、必要事項を記入した応募申込書を添えて、送付のこと。

[No.3] ~[No.4] (略)
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[No5] 審査員:profile

野村 誠   (photo by Alexandra Mleczko)
日本センチュリー交響楽団コミュニティプログラムディレクター。作曲家、ピアニスト。インドネシア国立芸術大学客員教授、東京芸術大学講師等を歴任。2003年第1回アサヒビール芸術賞、他の受賞歴がある。著書『音楽の未来を作曲する』(晶文社)他多数。2018年、ボーンマス交響楽団Cornwall Residencyに招待作曲家として参加する。「MITO Settembre Musica 2019」(伊)、「Solo International Performing Arts 2021」(インドネシア)他の音楽祭出演や、BBC Radio3(英)、Polskie Radio(ポーランド)他のラジオで特集されるなど、彼の作品は20カ国以上で演奏されている。パープルリボン作曲賞審査員. https://makotonomura.hatenablog.com/

清水 友美  
ピアニスト、作・編曲家、ダンサー、シンガー、女優。武蔵野音大ピアノ科卒。現代音楽コンクール“競楽VI”第3位等、多数入賞。2002年Luc Ferrari氏の作品を演奏するピアニストとして1位選出されソロリサイタルデビュー。複数の作曲家が清水氏を想定した新作を書き、世界初演を多く手掛け、毎年リサイタルツアーも開催。DV被害者の手記「ひまわり」朗読舞台に、女優・ダンサーとして出演。演劇やダンス音楽を中心に、作曲の依頼も数多い。地元・湘南を音楽やアートで盛り上げる市民団体「湘南SHOW点」代表。FM湘南ナパサのラジオ番組「清水友美のLOVE湘南」 (毎週土曜20:30~ )を放送中。パープルリボン作曲賞審査員. https://ameblo.jp/tomomi-shimizu/

草柳 和之  
桐朋学園大学講師・早稲田大学講師をへて、現在,大東文化大学非常勤講師. メンタルサービスセンター代表・カウンセラー. 日本カウンセリング学会東京支部会・運営委員.日本カウンセリング学会認定・カウンセリング心理士.日本音楽療法学会会員.DV被害者支援に携わると同時に,日本で初めてDV加害者更生プログラムの実践に着手,その方法論の整備,専門家研修の提供等により,この分野をリードしてきた.その実践は新聞・TV・雑誌等を通じて広く紹介される.著書『ドメスティック・バイオレンス』(岩波書店),共著『標準 音楽療法入門 下』(春秋社)他多数.長年のDV問題の先駆的取り組みが評価され、社会貢献支援財団より、平成27年度社会貢献者表彰を受賞.
音楽によるDV防止キャンペーンのために,野村誠氏にDV根絶を願うピアノ曲を委嘱し,その曲を国内外で演奏して20余年に及ぶ。平和のための音楽会・学会のミニコンサート・自治体の協働イベント・DV問題シンポジウムなど、幅広い機会で演奏活動を展開,《社会の平和は家庭から》を訴えてきた.本作曲賞創設者および審査員.


【本選会出場作品・演奏者(50音順)】
※譜面審査が終了後に掲載します.


[No6]
寄付のご協力のお願い
 本作曲賞は、DV・性暴力問題を中心に力を尽くしてきた心理臨床家・草柳和之が、その社会貢献的活動の発展形として、褒賞金と運営にかかわる資金を出資しております。心理臨床家が、メンタルヘルス上の問題(暴力被害によるトラウマの問題)に対して人々が取り組む機運を活性化することを目的として、作曲コンクールを立ち上げた、おそらく世界でも類例のないプロジェクトです。

 当然ながら資金が不足しております。本作曲賞の
「音楽で 非暴力の輪 広げよう!に賛同する方々から、広く寄付を募っております。一口3000円、何口でも可です。ご協力のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。
■振込先[みずほ銀行・桜台支店(普)1438903 名義:メンタルサービスセンター 草柳和之]


  

【作曲賞創設に至る活動報告としての参考文献

=草柳和之 「DV根絶を目指すコミュニティ音楽療法の活動――それは作曲委嘱からはじまった」 『東京音楽療法協会30周年記念誌』
(2020)
 
本文ダウンロード→→https://researchmap.jp/kusayanagi/misc/25685166


〔パープルリボン作曲賞事務局〕 メンタルサービスセンター内
176-8799 練馬郵便局留 Tel03-5926-5302070-5016-1871
http://www5e.biglobe.ne.jp/~m-s-c/


  


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